100円TODAY

「今日買った100円グッズ」をほぼリアルイタムに随時アップ!

あれは18年前……ネット初投稿はダイソーのステーキプレートと鉄板ナポリタン。

100円TODAY回顧録・その3

100円TODAYを振り返る企画の第3弾をお送りいたします。

……ですが!

今回も「100円TODAY」からちょっと離れて。


100円グッズ関連で私caicoが一番始めに作成しネットにアップした記事。それは今から18年前、自サイト「100円ルンバ」のコンテンツ「100円ショップの優れもの」に投稿した初回記事……File No.001「ステーキプレート(ダイソー)」というものです。ダイソーで購入したステーキ用の鉄板プレートと木製受け皿、さらにステーキプレートハンドルを紹介した記事でした。

こちらです↓↓






近年の100均ステーキプレートはちょっと小ぶりですが、当時は何と、ファミレス等で使用されているような本格派サイズのものでした。そんなプレートにピッタリサイズの木製の受け皿も売られていて、セットで買っても200円。……まぁ、18年前ですからね。今は100均のために作られたグッズが主流ですが、当時は「カタログ落ち」系も結構ありました(今も少しはあるかもしれませんが、当時ほどでは)。だから、えっ、こんなものが!!の驚きも、今と若干違ってたかも、です。

そして当時の私は、100円グッズ紹介だけでなく、そのグッズにまつわる個人的な思い出や関連した出来事等も組み合わせて投稿していました。

で、この回にアップしたのが、「鉄板ナポリタンの思い出」について。……他にも同時に投稿した記事がいくつかあったのですが、ネット初投稿ということて、送信の瞬間メチャクチャ緊張していたのを覚えています。

↓↓




こんな感じ

今読み返すと、ガッチガチの堅苦しい文章に自分でもビックリ でも、記憶というものは確実に薄らいでいくのだなと、今になって本当に様々な場面で痛感しているので、あの時……まだ記憶が少しでも新しいうちに書いておいて本当に良かったなと心から思います。

というわけで、サイトでこんな感じのことをやっていたと知って頂ける良い機会なので、「鉄板ナポリタンの思い出」、このTODAYに再録してみようかなと。稚拙な文でちょっと恥ずかしいのですがw。良かったら暇な時にでも読んでみてください。



鉄板ナポリタンの思い出

子供の頃、家族でよく立ち寄った喫茶店。そこのメニューにこの鉄板ナポリタンがあった。

そこは母親の知り合いが経営する店で、家族が同時に昼食を取れないような時、例えば土曜の午後のように、両親はすでに昼食を済ませていて、私や兄が学校やら何やらで遅い昼食になってしまったような時にはよくここを利用したものだった。私は、ここの、鉄板の上にのった香ばしいナポリタンがたまらなく好きだったのだが…。

ここのマスターは大のおしゃべり好き。喫茶店を経営しようと思ったきっかけもたぶん”そこ”にあるのだろう。コーヒーを入れながらでも、デザートを作りながらでも、とにかくひっきりなしにカウンター席の客と喋っている。ただ、話上手なことは確かで、その証拠にテーブル席がいつもガラガラなのにも関わらず、7〜8人は座れるその店のカウンター席はいつでもほぼ埋まった状態だった。

私の両親ももちろんカウンター席の常連であり、私と兄は少し離れたテーブル席で”談笑”がひと段落着くまでの2〜3時間を、忍耐強く、マンガ本などを読んで過ごしたものだった。

静まり返ったテーブル席とは対照的にまるで”祭り”のような賑わいのカウンター席。そしてその中心にはいつも太陽のような”満面の笑み”を浮かべながら喋り続けるマスターが居た。

が、私はその太陽を一瞬にして曇らせる方法を知っていた。

ナポリタンが食べたい。

特に話が大盛り上がりの時のナポリタンの注文はマスターから笑顔を消し去った。

”こんな時に調理場なんぞに引っ込んでられるか”

そんな気持ちがその表情からは読み取れた。

「スパゲティのゆで置き終わっちゃってるんだよな」
「これからゆでるから時間かかっちゃうよ。」

ドリンク類やトーストみたいにカウンター内で作ることができるものなら快く作ってくれるのに。だいたい、パスタ料理にゆで置きなんて禁物じゃない…(と今は思う)。

今だったら、すぐ席を立って店を出るくらいのことをしてしまいそうだが、当時私もまだまだ子供。頭の90パーセントを”食べ物のこと”で埋め尽くしているようなガキだ。いくらマスターが眉間にしわを寄せて難色を示そうが、どんなに時間がかかろうが、食べたいといったら食べたいし、ましてや子供の目からみても”しゃべり続けたい”気持ちがミエミエのマスターに何をどう言われようが、意地でも引くわけにはいかなかった。

超小規模・ナポリ戦争勃発。

「30分以上かかっちゃうよ。」
「それでもいいの?」
「…うん。」

この辺でマスターに”援護”が入る。私の母親だ。

「トーストかなんかにすれば。」
「…。」
「ジャムもいっぱい乗ってるよ」
「…。」
「…どうしてもナポリタンがいいの?」
「うん。」

母親の援護は意外ともろかった。


マスターも”鬼”ではない。子供にここまで言われれば、さすがに作らないわけにもいかない。

こうして”この世で一番低レベルな戦い”に敗れたマスターは母親の「ごめんね、わがまま言って」という言葉を背中に受けながら結局は調理場にしぶしぶ引っ込まざるを得なくなるのだった。

当時の私はとんでもなく内気で人の言われるがままになってしまいがちな気弱な子供だった。なのにどうしてこの件に関しては我を通すようなことをしたのか。そうまでして”鉄板ナポリタン”が食べたかったのか。

食べたかったのだ。

今思うとナポリタン自体はたいした味じゃなかったのだろうと思う。
(普段はゆで置きを使ってるくらいだから)
陶器皿だったら食えたものじゃないのかもしれない。しかし、熱い鉄板の上で香ばしく広がるパスタの焼ける匂いとともに食べるアツアツのナポリタンの味は
あの頃の私にとって本当に(有名店の極上パスタに負けないくらい)美味しかったのだ。

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ダイソーのステーキプレートで
早速作ってみた思い出の鉄板ナポリタンの味はというと、
最高に美味しかった!アツアツで食べてる間全然冷めないの。
やっぱり誰が作っても美味しくなるんだね。


100円ショップの優れものFile No.001「ステーキプレート(ダイソー)」より





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※この件について少し進展がありました→詳細はこちら

「caico流セキュリティ対策発表〜(笑))。」もよろしければ。





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